建築家あるいは建築士、呼び方や想いは違っても、どちらも社会的使命は同じです。 私たちは、企業が事業を行う場合の拠点づくりや、官公庁の業務施設・市民サービス施設等、個人が住み憩う施設や個人事業にかかわる「住宅・共同住宅など」の建物の設計を通じて、社会に広く貢献していく役割を持った職能です。

そこに必要なこととして、施主のみならず社会全体を観ると同時に、将来をも俯瞰した提案を行うことが第一義的に求められます。加えて現代では様々に発展・進化した、各分野の専門的知識を集約して、事業や施主の希望を組み立てることも、大切な役割になります。 近年この分野は新たにPM業務として、従来の建築士の業務に加え、事業構築にも参画しています。

建築設計者は事業構築のパートナーとしてのコンサルタントであり、そこに必要となる調査・研究(リサーチ)を敷地ごとに行い、その建物の目的に応じた歴史を紐解くところから、検討を始めます。 芸術性の高いもの、事業性の高いもの、居住性の高いもの等、設計者は顧客の求める水準を目指しながら、顧客目線でとらえ、高度な専門的知識を以て解決していきます。

私たちは、建築設計という専門的コンサルタントとして、クライアント(施主・建築主)の要望を受け止め、最新の技術力をもって業務をおこなっていきます。 常に施主の立場に立ち、施主の利益を守り、建築工事会社を指導し、施主が満足のいく成果を得るための努力を惜しみません。 建築物の完成まで協業し共に作り上げていく人たちと、一体となって仕事に向き合い、規模や種別にかかわらず、精いっぱいの努力をもって、施主の目線に立ち、業務を遂行します。

日本人の持つ理念として、建物の竣工は終わりではありません。 これを起点とし時を経て大自然と調和し佇む、ここに建物の完成があり、建築物の意味を伝えられます。

私たちは、関係する皆さまと誠実に向き合い、皆さまの思いを大切にし、皆さまの心と一体となって「調和すると建築」を、共に実現して行きたいと願い、その想いは、社員の皆が同じです。